出版社/著者からの内容紹介
人生最大の買い物といわれる「家」。そのマンション・戸建の購入を考えている人に対して、家選びの考え方を提案します。その根底には「人は何のために家を探し選ぶのか?」という大命題があり、家選びは「売ったらいくらになるのか」「資産価値はどのくらいなのか」とかいう損得勘定ではなく、「自分と家族の幸せを得るために家を買う」あるいは「家を買って家族が幸せになる」というのが家選び本来の姿であるはずです。 この「家族が幸せになるための家選び」というコンセプトで、専門用語ではなく、誰にもわかりやすい言葉で、従来なかった「家選び」の考え方を提案しています。その基本となるものが、下記の【幸せなマイホームを得る7か条】です。
【幸せなマイホームを得る7か条】●1「資産価値」で選ばない………売ればいくらより、満足して住む。●2「市場動向」で選ばない………購入時期は市場でなく家族の状況。●3「子どものため」で選ばない…親の幸せも考えて、将来に備える。●4「家の近く」で選ばない………地縁に縛られず広い視野で家選び。●5「損得勘定」で選ばない………値引きにつられず、条件をクリア。●6「今との比較」で選ばない……現状の不満解消でなく長期の満足。●7「永住志向」で選ばない………状況変化で住み方を変えられる家。 この考え方を基本に家選びを提案しています。例えば、
【提案1】家は『貸せる家を若いうちに親の近く』で探すこと。「貸せる家」…家族4人暮らしから子どもが巣立ってしまえば、広い家は必要ないので貸しましょう。「若いうち」…折角買ったマイホームに、できるだけ長く家族一緒に住みましょう。「親の近く」…親の幸せも考えて親と近接居住すると良いことがあります。1子育てや病気のときにも援助してもらえます。2資金援助を頼みやすくなります。3親は老後の不安が解消され、生きがいが持てます。4「あなたと親との関係」は「あなたと子どもとの関係」に生かされて、幸せな老後が送れます。
【提案2】住宅ローンは繰り上げ返済。住宅ローンは返済期間が長いほうが多く借りられますが、支払利息も多くなります。若いうちに35年ローンを組み、繰り上げ返済を目指しましょう。親の援助を受けられれば、頭金の場合でも返済金の場合でも大いに助かります。
【提案3】ライフステージに合わせて住み方を変えるという『住み替え』。これからの「家選び」のキーワードは『住み替え』です。住み替えは引っ越しではありません。親子が近くに住むことで、お互いの住居交換を容易に行えます。つまり、家族で住む期間は広い家に住み、夫婦2人の生活になれば狭い家で十分です。その時々の家族の状況で家を交換するのです。「住み替え」は、家族が無理せず幸せに暮らすための手段です。この住み替えをスムーズに行える家を選ぶことも本書の主旨の一つです。住宅を買った人のアンケートなどによる数値データも豊富に掲載しているので、参考にしてください。
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
出版社からのコメント
本書の冒頭にもあるように、本書のコンセプトは「あなたは何のために家を探し選ぶのですか?」という問いかけに集約していて、「家族全員が絶対に幸せになれる家」というテーマを設定し、今までになかったマンション・一戸建ての家選びの考え方を提案しています。
そこには家族の関係だけでなく、家の広さ、ローンなど様々な問題があります。しかし、それでも、「家族が幸せになる家を選ぶのだ」という考え方がしっかりしていれば、必ず、無理しなくても無駄(お金や広さも)のない家選びができるのです。
例えば、家の広さと価格のことを考えてみましょう。30代で無理して広い家を買ってみたけれど、使ってもいない部屋に何百万円も支払っている場合が間々あります。そういう人は家を買った後50年のうち何年家族で暮らせるのでしょうか? 家族で暮らす期間よりも夫婦2人暮らしのほうが長いのではないですか?
ローンは6畳1間増えれば、返済金は約800万円(80m2で4000万円、35年返済の場合の概算)もします。このような「広さ=お金」という基本的な家選びの考えも確認しておく必要があります。大切なお金です。もっと楽しいことに使いたいものです。
「家選び」において最も大切なことは広さや価格ではありません。それは「家と家族」の関係です。「この家は将来売ればいくらになる」より「この家で家族が幸せになれるのか」という観点こそ本来の家選びのポイントです。つまり、購入した家で無駄なく長く暮らし続けることができるかどうかです。本書では、著者の創作ストーリーも交え、「家の活用方法」と「家と親子の関係」を考えることも提案しています。まさに、家を考えるとき、それは家族のことを考えるときなのです。 家を買っても、辛く苦しい味気ない生活をしていたのでは本末転倒です。家を買って、家族全員(親も含む)が幸せになりましょう。そのためにはどのように家を選べばいいのかという素朴な疑問に答える1冊です。
著者からのコメント
一方、私個人としては、この間に4回自宅を購入しました。50m2台のマンションから始まり、70m2台のマンションへ、そして、郊外の戸建に移り、現在は都心のマンションに住んでいます。その間、賃貸マンションにも4回住んでいますから、ある意味住まいのプロと言えるかもしれません。
本書の内容は、私が分譲会社の社員として15年間経験してきたことと、自分で家を買い替え、住み替えてきた生活者として感じてきたこと、考えてきたことをまとめたものです。私が分譲業に携わり多くの方の家選びに接し、感じたことは、『何のために家を買うか』ということについて深く考えないまま、家という生涯での大きな買物をしている人が大変多いということです。 この点に関しては、私も偉そうには言えません。家を買った4回のうち3回は、私自身家を買うことについて明確な目的意識はなかったからです。最初は、「賃料を払うよりは買ったほうがいい」、次は「今より広い家に住みたい」、そして、「マンションよりは一戸建てに住みたい」という『住宅スゴロク』のまま、家を買い替えてきたのです。
そうした経緯を経て、私は今、都心のマンションに家内の親と隣居で住んでいます。そして、私自身、「これが一番よかった」と心底思っています。この理由については、恐縮ですが、本書をお読みいただきたいと思います。
『家は一生に一度の買い物』とよく言われるように、住み始めて何年もの時が経過してから「これは違った」と思っても、簡単に「次に賭ける!」というわけにはいきません。私は幸いにして40歳半ばにして4回目の購入で「やはりこれだ!」という家選びができました。それが『50年100%使って200%満足できる家選び』です。これから家を買おうとするみなさんには是非私の経験と考え方を役立てていただきたいのです。私のように4回も家を買う必要はないのですから。 本書がみなさんと家族にとっての 『幸せな家選び』に少しでもお役に立てれば幸いです。 早川 敦
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1957年生まれ。静岡県出身。東北大学工学部建築学科卒。一級建築士。前田建設工業株式会社技術研究所勤務を経て、1987年株式会社リクルートコスモス入社。設計監理、用地取得、新築営業に携わる。1990年10月新潟支店長、1998年2月千葉支社長就任。2002年7月株式会社P&Cコーポレーション設立。不動産業にマーケティングの考え方を浸透すべく、企業向けセミナーの開催、個人・法人向けの建築・不動産のコンサルティング、執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



