自然素材で建てる家ヘの関心が高まっている。高気密・高断熱によるカビやダニの問題、それが原因のアトピー症や化学物質過敏症の増加、そして室内環境汚染。おまけに燃やせばダイオキシンを大量に放出する建築廃材による環境汚染など、住まいが抱える問題が気になる。
そこで、太陽や風など自然の恵みを生かした健康なエコ住宅に目が向く。たしかに住み心地がよさそうだ。とはいえ、けっこう手間ひまもかかるのではないか? 本書はたいていの人の脳裏をよぎるそんな懸念にこたえるもので、あまり気張らずに自然とコミュニケーションできるエコ住宅への手引書ともいえる。実例を中心に、OMソーラーの家ができるまでのケーススタディーやプランづくり講座など、現場のプロたちからの具体的な提言と、住み手からの実践的できめ細かな知恵と工夫で構成されている。
編集は「建物は熱も空気もデザインすべきである」という理念をかかげるOMソーラーシステム協会。建築家の奥村昭雄が提唱するOMソーラーシステムの考え方の基本となっているのは、建物全体を自然力を吸収する装置として位置づけている点。家は太陽の熱と外気をたくみに利用して、床暖房、給湯、換気を関連させる多機能システムというわけだ。一番大切なのは、住み手がそのシステムを使いこなし住みこなすことだという。巻末の日本全国の建築家と工務店のデータも充実している。(土肥 菜)
内容(「BOOK」データベースより)
本書は、昔から人々が住まいの知恵としてきたものを、科学の目を加えて見つめ直したり、新しい工夫を加えてシステムと呼べるものにしたり、現代生活に生かせるよう考えだされた知恵と工夫を集めました。大事なことは、それを使いこなし、住みこなすことです。そこで実際に住んでいる人を訪ね、エコ住宅に住むことの楽しさや、いいこと尽くしでなく具合の悪いことなども、率直に聞き出しました。
内容(「MARC」データベースより)
昔からの住まいの知恵を科学の目から見つめ直したり、新しい工夫を加えて現代生活に活かせるように考え出されたアイデアを集める。エコ住宅の楽しさ、不便な点なども、実際に住む人から聞き出しまとめる。



