住宅建築・家づくり

職人を泣かせて建てた300年住める家 (角川oneテーマ21): 荻原 博子: 本

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ブラウズ

職人を泣かせて建てた300年住める家 (角川oneテーマ21)

職人を泣かせて建てた300年住める家 (角川oneテーマ21)
   今度こそは納得のいく我が家を手に入れたい、と決意した著者が4年にわたる土地探しと家作り研究の後に、総クリ造り、在来工法、土壁、木製建具、ヒバの風呂の家を建てた、その顛末記。
   メーカーも工務店も間に入れずに良心的な職人を探して直接依頼し、上質だが安価な素材を求め、いわば完全なオーダーメードで家を作った。その方がより安価に、より正確に夢を実現できると思ったから。しかし実際はそういうものでなかった。
   クリ材という難しい素材の性質を十分に認識していなかったことで、さまざまな誤算や予想外のハプニングが発生。その帳尻あわせに苦慮し、あがき、パニックになり、八つ当たりし、ねばり、その中でいろいろ見えてきたものがつづられている。
 「イヤな女だな、と自分でも思った」と著者は書いているが、しかしよい家を少しでも安く、自分の夢や希望を少しでも多く実現したい、という著者の願望は、施主ならあたりまえ。ただ普通はもう少し冒険を控え、我慢したり、妥協したり、あるいはそもそも気づかなかったり知らなかったりする。では妥協することなく納得いくまで貫いたらどうなのか。目をつぶらず、いちいち突っ込んだらどうなるのか。これだけ大変、ただ、それだけの充実感と満足感と発見があり、完成した家への愛着もひとしおなんだな、ということが疑似体験できる。
   マイホーム建設はやはり人生の一大行事、それでこそ意義があるんだなと再確認するか、私には到底こんなエネルギーはない、やっぱりメーカーにまかせるのが無難だと確信するか。(小野ヒデコ)

ブックレビュー社

職人を泣かせて建てた三〇〇年住める家
国産のクリの木で家を建てる――その材質の堅さから誰もやろうとしない家造りに無謀にも挑み、工期遅れ、予算超過など様々なトラブルを乗り越えて完成に至るまでの奮闘記。

 最近、住宅の耐久性に対する関心が高まってきたものの、ここまでこだわった家造りは珍しい。コンクリートや新建材に囲まれた我々の住まいの貧しさを痛感させられる。経済ジャーナリストとして、普段から企業が提供する情報を鵜呑みにするなというメッセージを発する著者が、自らの主張を家という形で具体化したとも取れる。


(日経ビジネス 2001/04/02 Copyrightc2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)

出版社/著者からの内容紹介

どういう家が欲しいですか?経済ジャーナリスト荻原博子が七転八倒して職人と我が家を建てる。

原木市場で材木を買い、建築家と喧嘩し、職人を泣かせながら、自分達が住みたい家、丈夫で長持ち心地がいい家を建てるには?予算との闘い、時間との闘い、クリの木との闘い…、家を建てるのは大変なのです!

内容(「BOOK」データベースより)

日本で最初で最後。こんな家は、もう建たない。原木市場で買った国産のクリの木500本!職人の技に惚れ込み、終の棲家を求めて七転八倒。住まいの原点を描く感動の奮闘記。

内容(「MARC」データベースより)

金融経済ジャーナリストとして活躍する著者が、5年にわたって七転八倒して家を建てた。原木市場で国産のクリの木500本を購入するところから始まり、大勢の大工、職人の手を経て終の棲家を完成させるまでを描く奮闘記。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

荻原 博子
1954年長野県生まれ。明治大学卒業後、経済事務所を経て82年にフリー。金融経済ジャーナリストとして、女性誌からビジネス誌、マネー誌、新聞、テレビなどで幅広く活躍中。バブル経済崩壊後の家計建て直しをアドバイスする一方、財政投融資の矛盾を指摘、マンション価格の下落を早くから予測するなどして、ビジネスマンから主婦層に至るまで幅広いファンを持つ。時代の先読みに定評があり、経済界の“肝っ玉お母さん”として大人気。近著に『一生、必要なお金に困らないで暮らせる本』『自分年金のつくりかた』など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

目次

原木市場で、木を買う
理想の家を求めてさ迷う日々
木に包まれる幸せ
暴れん坊クリの木に戦いを挑む
大工の仕事ぶりほど感動する場面はない
職人の必殺ワザが大集合!
からだにやさしい土の壁がいい
やっぱり、木製建具がほしい
キッチン、自分で設計してもいいですか?
青森ヒバづくりの風呂
大ピンチ!工事が終らない
オーダーメイドで家を建てるということ
“クリの木魂”のひとたち