日経ビジネス
生涯で恐らく最も高価な買い物であるにもかかわらず、マンションや戸建て住宅ほどトラブルが多い商品はないだろう。本書によると、日本弁護士連合会(日弁連)が消費者の相談窓口として年1回設ける「欠陥住宅110番」には、たった1日で約1000件もの苦情や悩みが寄せられる。流行りの言い回しをすれば、住宅は「買ってはいけない」の最右翼に挙げられるかもしれない。
下請け、孫請け業者が実際の施工を手がける業界の構造的な問題や、業者保護に手厚い法律のカベに阻まれている欠陥住宅訴訟の実情など、解決すべき問題は山積している。だが、最も重要なのは、住宅を購入する消費者が欠陥を見抜けるだけの知識を持つことだと本書は教えてくれる。
来年には、遅ればせながら「住宅品質確保促進法」が施行され、請負業者や販売業者に一定の瑕疵担保責任を負わせるようになる。だが、自分の身を守るのは自分自身しかない。住宅購入前に読んでムダではない1冊だ。
(日経ビジネス1999/9/20号 Copyrightc日経BP社.All rights reserved.)
内容(「BOOK」データベースより)
欠陥住宅被害の予防と救済に奔走する弁護士、欠陥住宅と闘いつづける元建築検査官、そして気鋭のジャーナリストの最強トリオによる実戦的対策マニュアル。
内容(「MARC」データベースより)
欠陥とはなにか。建築業者にどう対抗すれば勝てるのか。欠陥住宅の具体例やその見抜き方、悪徳業者の手口、欠陥住宅裁判の実態などを紹介し、被害の予防と欠陥住宅と闘う実戦的な方法を示す。



