住宅建築・家づくり

在宅介護時代の家づくり・部屋づくり―超高齢社会を豊かに暮らす: 米木 英雄: 本

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在宅介護時代の家づくり・部屋づくり―超高齢社会を豊かに暮らす

在宅介護時代の家づくり・部屋づくり―超高齢社会を豊かに暮らす

内容(「BOOK」データベースより)

高齢社会とは、高齢者が単に増える社会ではありません。それに伴う「介護する人」が必要な社会ということであり、共に豊かに生活していくうえで住宅問題は非常に重要な意味をもってきます。そして超高齢社会の到来を目前にしてこの住宅の問題は、決して高齢者や障害者に限った問題ではなく、家族全員、国民全体に共通した問題なのです。高齢者も家族も安心して暮らせるように、住宅における動きやすい広さ、使いやすい道具、介護しやすいスペースの確保が今、いちばん必要なことなのです。次世代に大きな負担をかけないために、今こそ狭い住宅の見直しを図らなければならない。そういう思いで著者は本書を書きました。

内容(「MARC」データベースより)

高齢社会とは、高齢者とそれに伴う「介護する人」が必要な社会。共に豊かに生活していくうえで住宅問題は非常に重要。高齢者も家族も安心して暮らせる、動きやすい広さや使いやすい道具を説明し、狭い住宅の見直しを説く。

出版社 営業部 大谷

若い人にも読んでもらいたい本です。  この本は介護される側にとって快適な暮らしを与えるだけでなく、介護する側にとっても暮らしやすい家づくり・部屋づくりについて書いてあります。これから家を建てようとしている若い人にとって自分が高齢になったときの事を考えさせられる本です。

著者 米木英雄

“住宅の狭さ解消は時代の要請” “住宅の狭さ解消は時代の要請”私が『在宅介護時代の家づくり・部屋づくり』の中で一番訴えたかったのはこのことです。現在国でとられている住宅の高齢者対応策は、床の段差解消を中心としたバリアフリー対策ですが、もっと根本的なことは、介護活動すら十分に行なえないようなトイレ、フロ、寝室、廊下などの面積、幅の狭さ解消です。

 尺貫法の三尺、六尺を基準単位とし、畳割で間取りをする伝統的な建築手法の確立された室町、鎌倉から平成の現在まで、部屋の大きさはほとんど変わっておりません。しかし、当時の人間に比べて現代人は、身長が約15cm伸びており、相対的に居住空間を狭めていますが、加えて、生活が洋風化されてきているため、生活道具もイス、テーブル、ベッドなど据え置いて使う道具に変わってきています。このような住宅の状況では、人生の終局となる在宅介護を安心して迎えることはできません。住宅問題は、既に、若い世代の問題となっているのです。

 在宅介護は、ベッドによる三方介護(左右、足元)が基本ですが、四畳半、六畳では、短辺の1間半(2.7m)が小さ過ぎ、この動作空間がとれません。そこで「新四畳半」を提案していますが、伝統的な形態、寸法を変えることは、さまざまなシステムに波及し、至難の業かも知れません。

 しかし、日本人は大きくなっています。住宅の狭さ故に起きている問題は北海道から九州・沖縄まで全国で共通している現象ですが、在宅介護ができないという現実を見ると、狭さ解消は時代の要請と云ってもよいでしょう。高齢社会の到来は住宅を見直す絶好の機会です。次世代に負担をかけないためにも急がなければなりません。今ならまだ間に合う、私はそう考えています。

目次

序章 バリアフリーの落とし穴
第1章 日本人は大きくなった―あなたの家は狭くないか?
第2章 「四畳半」ではなぜ介護できないのか?
第3章 介護対応型住宅と「新四畳半」の発想―バリアフリーの「バリア」って何ですか?
第4章 介護対応型住宅の実際
第5章 「新四畳半」は介護保険制度を助ける
終章 二一世紀のまちづくりに向けて―バリアフリー住宅からバリアフリー防災都市へ